去年、iPadを買おうと思ったのは、紙のノートや手帳の代わりとして使いたいというのが一番の理由でした。そして、試しに家電量販店に行って、初めてiPadにApple Pencilで文字を書いてみて、「これはノート代わりに使える!」と実感しました。そのときに買ったのが、2018年発売の通常の「iPad 9.7インチ」です。いちばん低価格なのに、Apple Pencilが使える優れもの(以前は、iPad proのシリーズしか、Apple Pencilは使えませんでした)。
そして、今年春には、Apple Pencilに対応となった新しい「iPad mini(第5世代)」を買い足しました! iPad miniは、ケースなど何も付けていない状態で300グラムちょっとと、ほんとうに軽く、まさにノート&手帳代わりとして活用できます。今では、取材にはなくてはならない道具となっています。
というわけで、前置きが長くなりましたが、今日は「編集者・ライターの仕事とiPad」の【03ノート編】について、書かせていただきたいと思います。
ノートアプリについて
iPadをノートや手帳がわりに使うために、まずはいろいろな「ノートアプリ」を試してみました。iPadとApple Pencilを活用するためのアプリといっても、文字を「書く」ためのアプリと、絵を「描く」ためのアプリがあります。私が探したのは、文字を「書く」=素早くメモを取るためのアプリです。
主なノートアプリ
このなかで、現在、仕事(取材)で使っているのは、「GoodNotes 5」です。ノートアプリの使い方などは、いろいろなところで紹介されていますので、ここでは、「編集者・ライターの仕事」で使うノートアプリとして、「GoodNotes 5」を選んだポイントについて、紹介したいと思います。
なぜ、「GoodNotes 5」を愛用しているのか?
1. 書き味がいい、追従性に優れている
私が求めているのは「取材の現場で使うノート」で、「講義の内容をまとめたり」「資格の勉強のために、要点を整理したり」といったノートではありません。見やすさ、わかりやすさよりも、いかに素早くメモが取れるかを重視しています。
そう考えた場合、書き味や追従性(ペンを走らせたときに、ペン先からいかに遅れることなく文字が書けるか)が重要。じっくり使って比べてみたのは、「GoodNotes 5」と「Noteshelf」なのですが、本当に若干ではありますが、「Noteshelf」のほうが、ペン先から文字が遅れると感じました。
ちなみに、「Notability」は使ってみたいと思いつつ、まだ使ったことがありません。。また、試してみたらご報告させていただきます。
2. タブによって、ノートと資料を素早く行き来できる
「GoodNotes 5」のノートを開いた状態ですが、3つのタブが並んでいるのがわかりますでしょうか? このように、GoodNotes 5では、 2つ、3つ、4つ……と、同時に複数のノートや、取り込んだ書類を開くことができます。言わば、机の上に紙のノートと資料を、同時に広げているような状態です。必要に応じて、タブをクリックして資料を表示したり、ノートに戻ってメモをしたりと、素早く行き来ができます。
私が取材の現場でGoodNotes 5を愛用しているのは、「このタブで複数の書類を表示でき、素早く移動できる」ところが、一番大きな理由になっています。
3. ノートの同期と共有
これは、GoodNotes 5も、Noteshelfも共通で可能。iCloud経由で、iPadやiPhone間で、すべてのノートを同期、共有することができます。バックアップも、さまざまなクラウドに残すことができるので、書いたノートやメモがなくなるという心配が、まずありません。仕事で使う上では、やはりこの点も重要だと思います。
なお、「Noteshelf」は、使えるペンの種類が豊富だったり、ノートの表紙や用紙のテンプレートがいろいろ用意されていたりと、GoodNotes 5にはない良さがあります。それぞれの用途によって、最適なアプリは異なってくると思いますので、やはりまずは使って試すことが大切なのかなと思います!
少しでも参考になりましたら嬉しいです! ではでは、また。