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白内障の手術体験談。困ったこと、良かったこと

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こちら、「ドライシャンプーシート」というアイテムをご存知ですか? 何らかの理由で頭が洗えないとき、水を使わずこのシートで拭くだけで、髪のベタつきや汚れ、匂いなどがすっきりきれいにとれてしまうという製品です。10枚入りで500円ちょっと、Amazonで入手しました。

私はいま、なぜ洗髪できないかといいますと、先週右目の手術をしたからです。目に雑菌が入らないよう、手術後1週間は、頭や顔を洗い流すことができません。ちなみに、首から下は洗うことができます。手術から数日が過ぎ、だんだん頭がかゆくなってきまして、何かないかなぁ……と調べていたところ、このドライシャンプーシートを見つけました。車中泊でお風呂に入れなかった夜などにも、使えそうですね!

困ったこと。。

Notionに移行してから、使わなくなっていたEvernoteのメモを振り返ってみたら、「両目ともに白内障」と診断されたのは、1年ちょっと前の2020年6月のことでした。最初は、右目にかすむような違和感があって、それで眼科を受診したところ、まだ手術をするほど悪化はしていないので、しばらく様子をみましょうとのこと。それで数カ月おきに眼科に通っていたのですが、症状はあれよあれよという間に悪くなって、車の運転も危なく感じるように。それで手術を決意しました。

症状はどんな感じかと言いますと、目の中にある水晶体というレンズが白く濁ってくる病気ですので、悪化するほどに目の前が白く霞んで、見えなくなっていきます。メガネをかけている方は分かるかもしれませんが、マスクをしていると鼻の横からもれる吐息で、レンズが曇って見づらくなることがありますが、常にそんな感じです。逆光で太陽光が目に入り込んでくるときは、さらに霞んでよく見えません。

また、症状が進むにつれて、スマホの文字や本・雑誌の文字、しまいにはモニターの文字も読めなくなり、紙のものは一度タブレットのスキャナーアプリでスキャンして、PDFに保存したうえでそれを拡大して読んだり、モニターの文字はダークモード(眩しくないので見やすい)で画面いっぱいに拡大して読んだり、そうやって原稿を書いておりました。。😭

良かったこともあります!

昨年からは、混雑を避けて車移動が中心となり、車中泊も新たな趣味として楽しんでいたのですが、車の運転が危険に感じるようになってからは、取材はもちろんプライベートでどこかへ出かける際も、すべて公共交通機関を利用するように。車移動のときは荷物が増えてしまっていたのですが、あらためて「身軽でありたい」と思うようになり、仕事の道具などの荷物をなるべく減らそう、軽くしようと見直しを行いました。

また、先日こちらにもアップしましたが、自動読み上げなど視力低下をカバーするようなスマホの機能を徹底的に調べて、新たに使えるようになりました。

来週には左目の手術があり、1カ月ほどで視力が落ち着いてきたら、メガネを新たに作り直して、車にも乗れるようになるそうです! そうしたら、また車中泊にも出かけられるはずです😂

現在では、水晶体を人工の眼内レンズに入れ替える医療技術が進み、視力を回復することができますが、少し昔であれば、もう視力は低下したまま戻らず、文字も読めず、原稿も書けず、、40代なのに仕事もろくにできない状態だったかもしれないと思うとおそろしいですし、本当に技術の進歩に感謝しかありません。

今回のことで、自分のなかで「健康」をより意識するようになったのも、良かったことのひとつです。今まで使ってきたスマートウォッチやスマートバンド に加えて、新たにxiao mi の体組成計を購入しました。毎日、体の状態を把握し、より良く変えていけたらと思っております。食生活も見直していきたいですね。

今日はそんな個人的な、とりとめもない内容ですみません。。最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

「Audible」や「スマートグラス」など音声で情報を得る試み!

前々回のブログで、「最近、目の調子が悪くスマホの文字が見づらくなってしまった……」と書かせていただきましたが、先日検査をしっかりと行いまして、やはり手術することになりました。右目をやって、ちょっと間をあけて左目という流れになります。

今回、目の調子が悪くなってこれも何かの運命だと思い、先日のブログに書かせてもらった以外にも、いろいろ見づらいながらに生活しやすくする工夫を取り入れてみました! 今日はそのなかから二つほど、ご紹介したいと思います(ちなみに、目は手術によってかなり回復するようです)。

「聴く本」アマゾンのAudibleを始めました

一つ目は、Amazonの提供しているオーディオブックサービス「Audible」(オーディブル)を始めてみました。オーディオブックサービスは、お使いの方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に言えば「聴く本」ですね。Alexaアプリでも、Kindleで購入した本を読み上げてくれる機能がありますが、 AlexaはAIが自動で読み上げるのに対して、Audible(オーディブル)では、プロのナレーターや声優などが朗読する音声を聴くことができます。

プライム会員限定。6.29(火)まで3か月間無料!

しかも、たまたま知ったのですが、現在「プライム会員限定 3か月間無料キャンペーン」が開催されており、2021年6月29日(火)23時59分(日本時間)までに申し込むことで、プライム会員でしたら、3か月間無料で体験できます(条件が少々ありますので、ご確認ください)。無料期間以降は月1500円かかり、退会はいつでも可能とのことです。
Audible(オーディブル)に登録すると、毎月1コインが与えられ、40万冊以上あるオーディオブック のなかから、好きな1冊と交換できます。価格に関わらず、1500円を超える本とも交換可能。さらに、無料で聴けるボーナスタイトルが1冊もらえ、聴き放題のポッドキャストも利用できます。

運動や家事、通勤しながら読書が可能に

Audibleは、まだ始めたばかりですが、運動しながらや移動中などのちょっとした時間に、耳で聴いて読書ができ、時間を有効活用できそうです。とくに、通勤通学をされている方には、おすすめだと思います。私の場合、通勤はないのですが、取材先へ向かう移動中だったり、ウォーキングや掃除をしながらだたり、そんなちょっとしたスキマ時間に聴くのがいいかなと思っております。

今の私の目の状況ですと、残念ながら、紙の本の文字は小さくて読むことはできません。。涙 そこで、文字のサイズが拡大できるKindleか、dマガジンを利用して読むようにしています。まぁ、以前から電子書籍の利用が中心となっておりましたので、これまでとそれほどかわりませんが、なかなか読むのが大変です。その点、Audibleは目を使いませんので、とっても快適に読書ができます!

スマートグラスを注文。到着が楽しみです!

もう一つ、新たに取り入れようとしているのは、「スマートグラス」です。目の手術後、視力の回復にあわせてメガネを新調しないといけないそうで、せっかくなら以前から気になっていたスマートグラスを使ってみたいなと思い、レンズは後から度入りに変更が必要ですが、すでに注文してしまいました! クラウドファンディングを先日まで行っていた「Vue Lite」というスマートグラスで、手元に届くのは10月中旬以降の予定。かなり楽しみです!

スマートグラスといっても、いわゆるスカウターみたいなものではなく、メガネにイヤホンの機能が追加されたような、本当に初歩的なもので、電話に出たり、Siriを使ったり、基本的なことしかできません。けれど、それでもスマートグラスは、スマートウォッチに続くような、新たなデバイスになりそうな予感がしており、この機会にまずは一度試してみたいと思った次第です。

こちらは、また手元に届いたら、ぜひ使い勝手などをレビューさせていただきたいと思います! それでは、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

【Goodnotes5】をiPhoneで活用。KINGONEスタイラスペンの書き心地は?

iPadのノートアプリのなかで、人気が高いものといえば、このブログでも何度も取り上げている「GoodNotes 5」ではないでしょうか。私は「GoodNotes 4」のころからおそらく3年近く愛用しており、iPad版だけでなくMac版も購入して、仕事で使ってきました。

そのなかで、活用できていなかったのが、「iPhone版」のGoodNotes 5です。iPadでGoodNotes 5を購入すれば、iPhoneでも追加の出費なく使えます(iPadとiPhoneのGoodNotes 5は常に同期されます。ちなみに、MacのGoodNotes 5とも常に同期されます)。

今日は、そのiPhone版のGoodnotes 5を使い始めた感想や、iPad版との違い、共通点、またiPhoneで使うためのスタイラスペンも購入しましたので、その書き心地などもご紹介したいと思います。

iPhone版 GoodNotes5を使い始めたワケ

私は、普段の取材などの仕事では、最近は「iPad Air 4」でGoodNotes 5を使ってメモを取ったり、資料を見たりしています。ただ、そのiPad Air 4が何かの原因で動かなくなってしまったときの備えとして、私はいつも「iPad mini 5」も持ち歩いております。こちらにもGoodNotes 5が入っていて、常に同期されているので、もし何かトラブルがあってもすぐにカバーできます。

けれど、これまででメインのiPad Airが使えなくなったケースはまだ一度もなく、いつもiPad miniは、カバンから出すことなく仕事を終える状態です。そんなこともあり、万一の予備としては、iPad miniでなく、iPhoneで十分なのではないかと思い始めました。iPhoneは、もちろん常に持ち歩いているので、iPhoneにGoodNotes 5を入れて予備にすれば、iPad miniは持ち歩かなくてよくなります!

早速、iPhone版GoodNotes 5の機能紹介!

iPhone版をダウンロードしてみたのですが、私の場合、現在仕事で使用中のノートや資料などのデータが、計4GBほどあり、それを同期するのに丸一日ほどかかりました。。😅 これは、うちのWi-Fi状況なども影響しているのかもしれませんが、ファイルが多い場合は、ダウンロードの作業に余裕を持っておいた方がいいかもしれません。

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▲一番下のスクショは、iPhoneを横にした様子。上部のメニューがより多く表示される。構成は、iPad版と変わりがない。

さて、ダウンロード後、早速、iPad版と機能を比較してみました。すると、「ペンの種類」や「消しゴム」「蛍光ペン」「シェイプツール」「なげなわツール」「スタンプ」「画像挿入」「テキストボックス」「レーザーポイント」など、iPad版にある機能は、iPhone版にもあり、違いはないようでした。

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ただ、iPhone版では「設定」の中に「スタイラス&パームリジェクション」(上の写真はiPad版のもの)がなく、「スマートスタイル」で「Apple Pencil」を選ぶことはできません。まぁ現状、iPhoneではApple Pencilが使えないので、当然といえば当然ですよね。

iPhone用のノートテンプレートが!

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これまでiPadで使っていたときは意識していなかったですが、ノートのテンプレートで「A7(iPhone)」が選択できます。ノートのサイズが、iPhoneで表示するのにぴったりで、使いやすいです。

ショートカットアプリを使い、ワンタップでノートを表示

iOs純正の「ショートカット」アプリを使って、ワンタップで「iPhone用」として作成したノートが開くショートカットを用意し、アイコンをホーム画面に置きました。これで、スムーズにiPhoneでも手書きメモが取れます(記事後半に出てくる動画参照)。

ちなみに、ワンタップでGoodNotes5の新規ノートが作成される「クイックノート」というショートカットも、以前から活用しています。


「KINGONE」スタイラスペンの描き心地は?

iPhoneでも手書きメモが取りやすいように、新たにスタイラスペンを購入しました。選んだのは、「KINGONE」というメーカーのスタイラスペン(1949円)です。YoutubeなどでもiPad用の「KINGONE」のスタイラスペンが紹介されていて、けっこうスラスラと書けそうでしたので、同じメーカーのiPhoneでも使えるタイプを購入しました。

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下がKINGONEのスタイラスペン、上がApple Pencil第二世代

届いて驚いたのは、Apple Pencilの第二世代と、見た目がそっくりで、長さはほぼ同じだと思います。見た目の違いは、Apple Pencilだとロゴが入っているあたりに、USB-Cの充電差し込み口があるくらいです。

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早速、iPhone版のGoodNotes 5で書き心地を試してみました。ちなみに、KINGONEのスタイラスペンはBluetoothでiPhoneとペアリングする必要はなく、ペンの頭の部分を軽く押すと電源が入って、そのまますぐに書けるようになります。もう一度、ペンの頭を押すと電源が消えます。消し忘れて放置しても、5分経つと自動的に電源が落ちる仕様となっています。バッテリーは、1.5時間でフル充電となり、20時間継続使用可能とのことです。


www.youtube.com

実際に、書いてみたところ、若干、ペン先の動きとのタイムラグがありますが、スラスラと書くことができます。ペン先は、纯正のApple Pencilと同じ素材を使っていて、少しカツっと画面に当たる感触はありますが、ペン先が硬すぎるという感じはありません。書きやすいと思います。ちなみに、AndroidのXperia1でも、keepで試してみたら、そのまま使えました。iPad air 4でも書けましたが、iPhoneで使ったときと比べて、書き心地はあまりよくない印象でした。

また、iPhone純正のメモでも使ってみましたが、メモのほうがGoodNotes 5よりも、ペン先と書き出す文字のズレが少なく感じました。よりスラスラ書ける印象でした。このKINGONEのスタイラスペンですが、交換用のペン先が2つ、二本指グローブ、USB充電ケーブルと説明書も付属していました。

指でメモを書くという方法も

もし、iPhone版のGoodNotes 5でメモを取ろうとして、スタイラスペンが手元にないときは、指でもメモを取ることができます。指なので、細かな文字を書くのは難しいですが、ちょっとしたメモを忘れないように書くくらいなら、指で十分対応できます。

私の場合、メインのデジタルノートとしては、iPad Air 4のGoodNotes 5を使い、iPadが何かしらのトラブルで使えない場合や、ちょっとしたメモを残したいときなどに、iPhone版のGoodNotes 5を活用していこうと思っております。ではでは、今日も最後まで、ありがとうございました!!