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オートメモ Homeというweb機能が便利! Automemoの便利な使い方

スマホや、タブレット、スマートウォッチなどの毎日使う製品以外で、昨年最も多く使ったガジェットは、「オートメモ」(AutoMemo)かもしれません。本日は、そのwebアプリについてを中心にご紹介したいと思います。

オートメモでインタビュー音源を自動文字起こし

オートメモは、録音するだけで自動でAIが文字起こししてくれるボイスレコーダーです。私は発売当初から愛用しており、初代のオートメモ、続いて発売されたオートメモSを、3年にわたりずっと使ってきました。

文字起こしの精度ですが、中のAIが更新されるたびに精度がどんどん良くなっています。最初の頃は、「あのー」とか、「えー」とか、間をつなぐ言葉もすべて文字起こしされており、精度もそこまでは良くなかったのですが、最近では間をつなぐような言葉はすべて省かれていますし、句読点も自動で入ります。

文字起こしの精度自体もかなりアップしており、取材のインタビューで録音し、文字起こししたテキストデータを見ながら、聞き直さずに原稿が書けるレベルになっています。もちろん、インタビュー時に周囲がうるさい場合や、相手との距離が離れすぎている場合は文字起こしの精度が落ちますので、注意が必要です。

そんなオートメモですが、webアプリである「オートメモHome」ができてから、さらに便利になりました。

オートメモHomeの便利な点とは?

「オートメモHome」というwebアプリですが、オートメモのホームページから、「オートメモを使う(無料)」というバナーをクリックすると、「オートメモHome」の利用開始ページに飛びますので、GoogleかMicrosoft、もしくはAppleのアカウントでサインインします。

すると、これまでの録音&文字起こしデーターがずらりと並んだ管理画面に飛びます。私が実際に録音したデータはお見せできませんので、以下は、オートメモの公式HPの画面ですが、録音&文字起こしデータの一つを開くと、以下のようになっています。

ご覧のとおり、文字起こしのテキストが、話者ごとに分割されています。上の画面では人型のアイコンの横に、「佐野」や「鈴木」と名前が入っていますが、自動文字起こしされたばかりのデータでは、「A」や「B」、「C」となっています。それを、右上の編集ボタンを押して、「A=佐野」、「B=鈴木」などと自分で編集できます。すると、Aの話者のコメントとして表示されていたものは、すべて佐野に置き換わります。

話者が編集できるだけでなく、自動文字起こしされたテキストも、もちろん編集できます。例えば、誤って変換されている箇所を直したり、余分なコメントを省いたりして、議事録などもスムーズに作成できます。編集が終了したら「編集完了」ボタンを押します。さらに、Wordなどで編集したい場合は、「テキストファイルのダウンロード」も可能。そのテキストをWordにコピペして、編集できます。

オートメモHomeでweb会議を直接録音できる新機能が!

さらに、「オートメモHome」のwebアプリには、最近、パソコンのマイクを使ってパソコンで直接音声を録音して文字起こしができる機能や、ZOOMやtermsなどのオンライン会議の音声を直接録音して、自動で文字起こしする機能が追加されたそうです。

本日、オンライン会議の録音&文字起こしを試そうとしたところ、Macではまだ対応していないと表示されていましたので、iPad mini6とMacをZOOMでつないで、iPad miniのほうで録音のテストしてみました。けれど、うまく録音、自動文字起こしできませんでした…。

これまで、オンライン会議を録音&自動文字起こしするためには、オートメモSとMacをケーブルでつないで録音していました。この場合、Macは録音専用となり音声が出なくなるため、もう一台、スマホやタブレットでオンライン会議に参加する必要がありました。もし、「オートメモHome」で直接、オンライン会議が録音できるようになれば、こうした手間がなくなるため、とてもありがたいです。また、Mac以外のパソコンやスマホで、試してみようと思います。

オートメモRという新製品も発売されています!

最近では、「オートメモR」という、画面のない機能をシンプルに絞った、より求めやすい価格の新製品も登場しています。「オートメモS」は画面で文字起こしデータが確認できるのですが、PCやスマホ、タブレットで確認することが多く、画面はなくても不便は感じないかもしれません。

録音精度がかなりよくなり、新たな機能や新商品も続々登場しているオートメモ。また、何か注目の進化がありましたら、紹介したいと思います。本日も、最後までどうもありがとうございました!!

 

 
 

2024年のスケジュール管理は、Goodnotesのデジタルプランナーを活用!

あけましておめでとうございます! 久しぶりの更新となってしまいました😅 新年1発目ということで、今日は「スケジュール管理」について書かせていただこうと思います。

スケジュール管理に便利なデジタルツール

みなさん、2024年は、スケジュール管理をデジタルで行いますか? それとも紙の手帳を使いますか? 私は5、6年前まではずっと紙の手帳でスケジュールを管理していたのですが、最近はすっかりデジタルに移行しています。現状の使っているツールをまとめてみます。

●アポなどの予定……Googleカレンダー

●リマインダー……GoogleのToDoリストというアプリ

●工程管理…………デジタルプランナー

 

現在は、仕事のアポなどの予定は「Googleカレンダー」で、仕事のリマインダーはGoogleの「ToDoリスト」というアプリで管理しています。

これに加えて、3年前から、仕事の工程管理を、デジタル手書きができるデジタル手帳=「デジタルプランナー」を使って行ってきました。

○月○日の○時に取材や、オンラインの打ち合わせといったピンポイントの予定は、Googleカレンダーで管理するのが便利ですが、この仕事を何日までに何割進める。何日までに終えて次の工程に移る……といった工程管理は、Googleカレンダーなどのカレンダーアプリで管理するのは難しいです。そこで、使っているのがデジタル手書きができるデジタルプランナーです。

デジタルプランナーとは?

デジタルプランナーとは、簡単に言えばデジタルの手帳です。上の写真は、私が使ってきた昨年のデジタルプランナーの、ある1週間のページです(仕事の名称は●●など、ダミーにしてあります)。何曜日にはこの原稿を何割進めて、夕方以降に別の原稿を何本書く、何曜日はこのアポを行い、こちらの記事は入稿を進めるといったことを、一覧でぱっと見てわかるように、管理しています。きっと、みなさんも同じだと思いますが、複数の仕事が並行して進んでいると、何をいつまでにするかが分からなくなりがちなため、こういった工程表が必要になってくると思います。

いわゆる、「ガントチャート」というのかもしれませんが、私はそのガントチャートを、自分なりに作成して管理しています。

工程表では、矢印や蛍光色による色分けなどを使って、仕事にかかる期間や、複数の仕事を区別していることもあり、手書きのほうが向いています。そのため、デジタルプランナーを3年にわたって使ってきました。

Goodnotesでデジタルプランナーを購入する方法

これまでは、あるiPad系YouTuberの方のHPでデジタルプランナーを購入して使っていたのですが、2024年は、愛用しているノートアプリのGoodnotes 6の「マーケットプレイス」で、デジタルプランナーを購入してみました。

Goodnotes6を開くと、左側のメニューの1番下に「マーケットプレイス」があります。そちらをタップすると、プランナーやペーパー、ステッカー、カバー、カードなどのアイテムがいろいろ販売されています。無料のものもありますが、有料のものが多いようです。この中のプランナーから、今回は「アドバンスドビジネスプランナー」というデジタルプランナーを購入してみました。プランナーの詳細ページを開き、金額をタップすると購入できます。

この「アドバンスドビジネスプランナー」は、価格が1500円で、テンプレートが250種類以上あり、合計1392ページというすごいボリュームです。デザインは、とてもシンプルで自分の好みに合っています。この他、プランナーにはカラフルなもの、可愛らいしいものなどありますので、好きな手帳を選ぶように、自分に合うものを選んでみてください。とは言っても、まだ種類はそれほど多くはありません。

デジタルプランナーのメリットとは

デジタルプランナーと紙の手帳の大きな違いは、例えば、日付が並んだマンスリーページの、日付をタップすると、その日付のデイリーページに飛んだり、ウィークリーのページに飛んだりもできるところ。ホームボタンもあり、ワンタップで先頭のインデックスに戻ることもできます。このようにいろんなページにリンクが貼られ、素早く移動できるところが、紙の手帳にはないデジタルプランナーの便利な点だと思います。

もう一つは、デジタルの手書きなので、コピペができたり、消しゴムツールで消して書き直したり、選択ツールで囲んで移動したりなど、きれいに書き込んで使えます。写真を取り込んだり、アイコンを貼り付けたり、手帳デコも簡単に楽しめます。

また、書き込んだ予定を検索できるのも便利です。Goodnotesでは、手書きの文字も検索できますが、綺麗に書いた文字でないと認識されず、なかなかヒットしません。そこで私は、仕事ごとの名称はテキストボックスを使って入力するようにしています。そうすることで、あの仕事の予定はどうなっていたかなというときに、すぐに検索できます。

もう一点、Goodnotesのデジタルプランナーを使うメリットですが、GoodnotesはiPadだけでなく、iPhone版もあり同期できますので、出先にいてiPadが手元にないときも、iPhoneで工程をパッと確認できます。これが意外と便利です。

今回購入したアドバンスドデジタルプランナーですが、ウィークリーのページだけでもオーバービュー、スケジュール、リフレクション、ファイナンス、プロジェクトと膨大な種類があります。まだほとんど使いこなせていませんが、いろいろ試してみて、またこちらで紹介させていただきたいと思います。

ではでは、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

Goodnotes 6へのアップグレードは必要? Android版・Windows版との同期に期待!

先日、Goodnotes 6がついにリリースされましたね! 新機能として、ペンジェスチャー(こすって消去や囲んで選択)をはじめ、フォルダの色が変えられるようになったり、AIが打ち込んだ文章を修正してくれたり、スペルミスのチェックや手書き文字の入力候補を表示してくれたり(日本語未対応)、さまざまな機能が追加されました。

私は、Goodnotes 4のころからGoodnotesを愛用してきまして、いまや仕事に欠かせないノートアプリになっていますので、今回も5から6へとアップグレードしました。ただ、少し迷いがなかったわけではありません。

今日はこれからGoodnotes 6を利用しようと考えている方に向けて、私がアップグレードするか悩んだポイントや、アップグレード後、使ったみた率直な感想などもレビューしたいと思います。

悩んだポイント1 価格が値上げに!

今回、Goodnotes 6の登場に伴い、価格が大きく変わりました。というか、値上げになってしまいました…! Goodnotes 5のときは、確か980円で買い切りだったのですが、Goodnotes 6は一括買い切りで「4080円」、年間サブスクリプションを利用すると「1350円」を毎年払い続けなければなりません。ちなみに、Goodnotes 5を利用してきた既存ユーザーがアップグレードする場合、以下のように期間限定で割引があります。

年間サブスクリプション

  • 2023年以前に購入された方は25%
  • 2023年1月1日〜6月30日に購入された方は、50%オフ
  • 2023年7月1日〜8月8日に購入された方は、100%オフ

一括購入

  • 2023年以前に購入された方は20%
  • 2023年1月1日〜6月30日に購入された方は、26.6%オフ
  • 2023年7月1日〜8月8日に購入された方は、33.3オフ

新機能を試してみたい場合、7日間の無料体験もあります。体験後、7日間が過ぎると、Goodnotesのアプリ内にアップグレードのボタンが表示され、それをタップすると年間か一括かを選べるようになっておりました。

悩んだポイント2 新機能が驚くほどのものではない…

AI入力機能や、入力候補表示・スペルチェック機能が、まだ日本語対応しておらず、それ以外の今回追加された新機能は、あまり驚くべきものはないかな……と、個人的には感じました。

例えば、ペンジェスチャーで、ペンで書いた文字などの上からぐちゃぐちゃっと線を引くことで消せるようになりましたが、Apple Pencilをダブルタップすると消しゴムに変わる機能がすでにあり、それで十分な気もします。

ペンでぐちゃぐちゃとして消そうとしても、消したいところの一部が残ってしまったり、画数が多い漢字など細かい文字を書いていたら、ぐちゃぐちゃしたのと間違われたのか、突然文字が消えてしまったりということもありました。

AI数学アシスタントという機能も追加されたようですが、私は使う機会がなく、あまり価値を感じられませんでした。学生の方には良いのかもしれません。

では、なぜアップグレードしたのか?

その理由は、今後、Goodnotes 6では、Android版やWindows版との同期ができるようになると書かれていたからです。

そのためには、「年間サブスクリプション1350円」の契約を選ぶ必要があります。サブスクの場合、Android版やWindows版など、他のプラットフォームでもGoodnotesを利用可能になるそうです。以下、Goodnotesの「よくある質問」のスクショです。リンクも貼っておきます。

iOSとAndroid・Windowsの同期が、まもなくできるように!

GoodnotesのiOS版と、Android版やWindows版の同期できるようになれば、デジタルノートとして使える端末の幅が、大きく広がります! 例えば、Galaxy z foldとiPad miniでノートを同期しながら使うなんてことも、できるようになるかもしれません!

私は編集・ライターという仕事柄、主に取材やインタビューでメモを取ったり、資料を見たり、書き込んだりするためにGoodnotesを使用しています。これまでGoodnotes5は、iOSでしか使えなかったため、外でノートやメモ帳代わりに片手で持ちながら使うには、サイズ的にiPad mini一択でした。iPhoneでもGoodnotesは使えますが、Apple PencilがiPhoneに対応していないため、すらすらと文字が書けるペンが見つけられず、あまり使い勝手はよくありませんでした。

それが、iOS版とAndroid版やWindows版が同期できるようになれば、先ほど挙げたGalaxy z foldなど折りたたみ式のスマホを、外出先でノートやメモ帳代わりに使うことができそうです。Sペンの書き心地はとても良いので、iPad mini+Apple Pencilの代わりに十分なります。しかも、スマホも兼ねているので、Galaxy z foldだけ持っていけばよく、持ち物を減らすこともできます。

こんなふうに、外ではAndroidのフォルダブルスマホをデジタルノートとして使って、中では、私が今使っているiPad air4など、画面サイズが大きめなタブレットで作業をしてということが可能。私は普段、Mac版のGoodnotesで作業することもあり、あらゆる端末で同期できるのは、とても助かります。

あらゆる端末で同期できるノートアプリとして、マイクロソフトのOneNoteもありますが、ノートアプリとして、あまり使い勝手が良くないというのが、個人的な感想です。その点、Goodnotesはノートアプリとして非常に使い勝手がいいので、それがあらゆるプラットフォームで同期して使えるようになるのは、とても楽しみです!

 

ただ、現在、Android版のGoodnotesを使えるのは、3GB以上のSamsungタブレットに限られるそうです。近日中に対応機種が増える予定と、Android版の公式サイトには書かれておりました。

Android版のサイト

Windows版の公式にも、まもなくiOSとライブラリを同期できるようになると書かれています。

Windows版のサイト

Windows版と同期できるようになれば、Surface goなんかを、出先でデジタルノートとして使うこともできそうですね。

というわけで、今日は主に、Goodnotes 6にアップグレードした理由をまとめさせていただきました。新機能にあまりひかれるものがなく、他のプラットフォームとの同期も必要ないという方は、急いでアップグレードする必要はないかもしれません。ただ、「早めにアップグレードすると割引が受けられる」とのことですので、いずれアップグレードする方は、できれば割引期間内にできるよう、確認していただいたほうが良いかもしれません(いつまで割引がきくか、公式サイトに書かれていませんでした…私が見つけられなかっただけかもしれません)。

それでは、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!