先日、Goodnotes 6がついにリリースされましたね! 新機能として、ペンジェスチャー(こすって消去や囲んで選択)をはじめ、フォルダの色が変えられるようになったり、AIが打ち込んだ文章を修正してくれたり、スペルミスのチェックや手書き文字の入力候補を表示してくれたり(日本語未対応)、さまざまな機能が追加されました。
私は、Goodnotes 4のころからGoodnotesを愛用してきまして、いまや仕事に欠かせないノートアプリになっていますので、今回も5から6へとアップグレードしました。ただ、少し迷いがなかったわけではありません。
今日はこれからGoodnotes 6を利用しようと考えている方に向けて、私がアップグレードするか悩んだポイントや、アップグレード後、使ったみた率直な感想などもレビューしたいと思います。
悩んだポイント1 価格が値上げに!
今回、Goodnotes 6の登場に伴い、価格が大きく変わりました。というか、値上げになってしまいました…! Goodnotes 5のときは、確か980円で買い切りだったのですが、Goodnotes 6は一括買い切りで「4080円」、年間サブスクリプションを利用すると「1350円」を毎年払い続けなければなりません。ちなみに、Goodnotes 5を利用してきた既存ユーザーがアップグレードする場合、以下のように期間限定で割引があります。
年間サブスクリプション
- 2023年以前に購入された方は25%
- 2023年1月1日〜6月30日に購入された方は、50%オフ
- 2023年7月1日〜8月8日に購入された方は、100%オフ
一括購入
- 2023年以前に購入された方は20%
- 2023年1月1日〜6月30日に購入された方は、26.6%オフ
- 2023年7月1日〜8月8日に購入された方は、33.3オフ
新機能を試してみたい場合、7日間の無料体験もあります。体験後、7日間が過ぎると、Goodnotesのアプリ内にアップグレードのボタンが表示され、それをタップすると年間か一括かを選べるようになっておりました。
悩んだポイント2 新機能が驚くほどのものではない…
AI入力機能や、入力候補表示・スペルチェック機能が、まだ日本語対応しておらず、それ以外の今回追加された新機能は、あまり驚くべきものはないかな……と、個人的には感じました。
例えば、ペンジェスチャーで、ペンで書いた文字などの上からぐちゃぐちゃっと線を引くことで消せるようになりましたが、Apple Pencilをダブルタップすると消しゴムに変わる機能がすでにあり、それで十分な気もします。
ペンでぐちゃぐちゃとして消そうとしても、消したいところの一部が残ってしまったり、画数が多い漢字など細かい文字を書いていたら、ぐちゃぐちゃしたのと間違われたのか、突然文字が消えてしまったりということもありました。
AI数学アシスタントという機能も追加されたようですが、私は使う機会がなく、あまり価値を感じられませんでした。学生の方には良いのかもしれません。
では、なぜアップグレードしたのか?
その理由は、今後、Goodnotes 6では、Android版やWindows版との同期ができるようになると書かれていたからです。
そのためには、「年間サブスクリプション1350円」の契約を選ぶ必要があります。サブスクの場合、Android版やWindows版など、他のプラットフォームでもGoodnotesを利用可能になるそうです。以下、Goodnotesの「よくある質問」のスクショです。リンクも貼っておきます。
iOSとAndroid・Windowsの同期が、まもなくできるように!
GoodnotesのiOS版と、Android版やWindows版の同期できるようになれば、デジタルノートとして使える端末の幅が、大きく広がります! 例えば、Galaxy z foldとiPad miniでノートを同期しながら使うなんてことも、できるようになるかもしれません!
私は編集・ライターという仕事柄、主に取材やインタビューでメモを取ったり、資料を見たり、書き込んだりするためにGoodnotesを使用しています。これまでGoodnotes5は、iOSでしか使えなかったため、外でノートやメモ帳代わりに片手で持ちながら使うには、サイズ的にiPad mini一択でした。iPhoneでもGoodnotesは使えますが、Apple PencilがiPhoneに対応していないため、すらすらと文字が書けるペンが見つけられず、あまり使い勝手はよくありませんでした。
それが、iOS版とAndroid版やWindows版が同期できるようになれば、先ほど挙げたGalaxy z foldなど折りたたみ式のスマホを、外出先でノートやメモ帳代わりに使うことができそうです。Sペンの書き心地はとても良いので、iPad mini+Apple Pencilの代わりに十分なります。しかも、スマホも兼ねているので、Galaxy z foldだけ持っていけばよく、持ち物を減らすこともできます。
こんなふうに、外ではAndroidのフォルダブルスマホをデジタルノートとして使って、中では、私が今使っているiPad air4など、画面サイズが大きめなタブレットで作業をしてということが可能。私は普段、Mac版のGoodnotesで作業することもあり、あらゆる端末で同期できるのは、とても助かります。
あらゆる端末で同期できるノートアプリとして、マイクロソフトのOneNoteもありますが、ノートアプリとして、あまり使い勝手が良くないというのが、個人的な感想です。その点、Goodnotesはノートアプリとして非常に使い勝手がいいので、それがあらゆるプラットフォームで同期して使えるようになるのは、とても楽しみです!
ただ、現在、Android版のGoodnotesを使えるのは、3GB以上のSamsungタブレットに限られるそうです。近日中に対応機種が増える予定と、Android版の公式サイトには書かれておりました。
Windows版の公式にも、まもなくiOSとライブラリを同期できるようになると書かれています。
Windows版と同期できるようになれば、Surface goなんかを、出先でデジタルノートとして使うこともできそうですね。
というわけで、今日は主に、Goodnotes 6にアップグレードした理由をまとめさせていただきました。新機能にあまりひかれるものがなく、他のプラットフォームとの同期も必要ないという方は、急いでアップグレードする必要はないかもしれません。ただ、「早めにアップグレードすると割引が受けられる」とのことですので、いずれアップグレードする方は、できれば割引期間内にできるよう、確認していただいたほうが良いかもしれません(いつまで割引がきくか、公式サイトに書かれていませんでした…私が見つけられなかっただけかもしれません)。
それでは、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!