Ainiyuku. あいにゆく。

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ウォーキング文字起こしにも、慣れてきました。

今日は、ある取材の文字起こしをしながら、公園でウォーキング。音声入力で文字起こしを行うために、胸元には小型のマイクを付けて、それをスマホにセット。スマホでは、「Speechy」というアプリを立ち上げた状態にして、どんどん音声で文字を起こしていく。スマホは右手に持っているが、句読点や改行も音声で入力できるので、指の操作で何かを入力することはほとんどない。

左手には、ICレコーダーを持ち、イヤホンが耳に。取材した内容を再生したり、止めたりしながら、耳で聞いて口に出し、音声入力を行う。

その間、ひたすら歩く。疲れたらベンチに座りながら、音声入力をする。歩いたり、立ち止まったり、座ったり。そうやって、1時間20分ほどで、2.8km歩き、約1時間の文字起こしを終える。最初は寒かったが、最後のほうは、汗をかくくらい体があたたまった。

文字起こしは、かつてのように、パソコンに向かって入力するのは、ほんとうに気が滅入る作業なのだが、音声入力を活用することで、それが運動の時間に変わる。運動しながら、文字起こしをするのは、本当に以前では考えられなかったことだ! そもそも取材後に、うかがった話を音声入力で一気にテキスト化して整理するようにしてから、録音データを聞きながら文字起こしをすること自体が、かなり少なくなった。

メールの返信も、パソコンに向かうよりも、スマホの音声入力で行うことが多くなってきた。先日、Macを購入したと書いたばかりだが、スマホとiPad miniさえあれば、かなりの仕事が行える。ノートも資料もラフも、すべてデータになっているので、どこにいても見られる。だんだん、机に向かう必要がなくなっていく。それは、場所にしばられなくなっていくことで、とてもいいことだと思う。

いずれ、世の中から通勤などもなくなっていくのではないか。わざわざ会社に集まらなくても、どこにいても仕事ができるようになり、休みも週末に一斉にとる必要もなく、それぞれ休むようになり、長期休暇も好きなタイミングでみんなとるようになれば、満員電車も渋滞も、いろいろな場所の混雑もすべて分散してなくなる。移動時間や、待ち時間など、無駄になっている時間がなくなり、交通費もかからなくなる。そうやって、場所にとらわれずに働ける職種も、もうすでに意外と多いのではないかと思う。

ではでは。