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ハスラーでの夏の車中泊のために、DIYした換気扇のレビュー!

まだまだ暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか? 私は、9月に入ってから滋賀県の長浜と、愛知県の南知多で車中泊を楽しんできました! 9月に入ったとはいえ夜はまだ寝苦しく、暑さ対策が欠かせませんね。

琵琶湖、湖西方面にも足をのばしました!

車中泊用換気扇の作り方

今回、試してみたかったのが、DIYでつくった車中泊用の換気扇です。

換気扇として使ったのは、Amazonで2000円弱で入手した「USB冷却ファン」です。本来は、外付けHDDやルーター、AV機器などの電子機器を冷やすためのものです。このUSB冷却ファンとプラダンがあれば、簡単につくることができます。

写真を見ていただければ、なんとなく作り方がわかるかなと思います。

まずはプラダンを、はめ込む窓の横幅に合わせてカットします。続いて、ファンの縦横のサイズを測り、それよりも少し小さめに、プラダンに切り取り線を下書きします。

そして、カッターで切り取り、ファンをはめ込みます。サイズをファンよりも小さめにカットしてあるので、一度ではファンがはまりません。少しずつ縦横を切って調整しながらファンをはめ込みます。ファンはただ四角い穴にはめてあるだけで、少しきつめでないとファンが外れてしまうので、このような工程をとっています。

ファンをはめ込んだ状態。

窓への設置の仕方

私は、この自作の換気扇を、車内の空気を外に排出する向きで、ハスラーの後部座席の窓ガラスにはめ込んで使っています。同時に、対角線にある前の席の窓を少し開けて、外の冷たい空気が入ってくるようにしています。

ドアをすっぽり包み込んで使う、車用の網戸を設置して、虫が中に入ってこないようにしています。

9月頭に車中泊で実際に使ってみた感想

実際に、長浜と南知多で車中泊したときに使ってみましたが、ファンを回すと車内の暑い空気が外に逃げ、フロント座席の少し開けてある窓から、冷たい風が入ってくるのを感じました。ただ、寝ようとする23時や0時ころは、まだ外の空気が熱く、換気扇を回して外気を取り入れても、なかなか涼しくはなりませんでした。

ですが、深夜から明け方に近づくにつれて外気温が下り、涼しい空気が中に入って来て、車内も涼しく感じるように。明が方には少し寒く感じるほどでした。ちなみに、換気扇に使ったファンは風量を3段階に調節できるので、明け方にはファンを一番弱くして、外の空気を少しだけ取り込むように調節しました。

なお、ファンは3段階の中で一番強くしたときは、私はちょっと音が気になりました。

長浜の旧開知学校。

長浜で立ち寄った「あねがわ温泉」。露天風呂が3種類あり、とても気持ちがよかったです!

ちょっと気になる点について

換気扇で車内の空気を排出しつつ、外の空気を取り込めるように、ドアの窓ガラスを一部開けているので、やはり外の音がよく聞こえます。長浜では、琵琶湖沿いの道の駅で車中泊したのですが、週末だったこともあり、入れ替わり立ち替わり車がやってきて、少々音が気になりました。しかも、深夜には爆音のバイクが何台か駐車場にやってきて、かなり焦りました。

一方、南知多では、夜中に強めの雨が降り出してきました。網戸をつけているとはいえ、隙間から雨水が降り込んできて、窓やドアが少しぬれてしまいました。そこで、窓を閉めて、ほんの少しだけ隙間ができるように調整しました。やはり雨には弱いので、事前に天気予報を確認しておく必要があるなと思いました。

実際に換気扇を使ってみて、この換気扇だけでは、蒸し暑い夜は乗り越えられないなと感じました。私は今回、眠りにつくタイミングでは、ヒヤミストという冷風扇を併用しました。ヒヤミストは、風と一緒にミストを噴出できるのですが、今回は送風だけ使用しました。ヒヤミストには首振り機能があるのも便利です。

そんなわけで、もう夏も終わりですが、この夏に手づくりした車中泊用換気扇を使ってみた感想を紹介させていただきました。最後まで、ありがとうございました!

朝、アルポットでお湯を沸かして、コーヒーを味わうのが楽しみ!