ライターの仕事で、テープおこしは、かなりの時間と負担がかかるものです。
取材した内容をある程度の長さの原稿にまとめて納品しなければならない場合、これまでは、録音したデータを、まずは文字におこすという作業をやってきた。
それは、録音したデータを耳で聞きながら、パソコンに向かってひたすらタイピングするというもので、 さながら修業のよう。 めちゃめちゃ肩がこるし、時間もかかる。
その負担をいかに軽くするかを、ずっと考えてきたわけだが、ここ半年、1年ほどは、「Speechy」というアプリを発見し、音声入力で文字起こしを行ってきた。
その方法は、録音したデータを聞きながら、その内容をもう一度自分の口でしゃべることで、音声認識によって文字に起こしていくというもの。これだとタイピングで文字におこすよりも、1.5倍ほど早く終わらせることができる。
おまけに、パソコンに向かって作業しなくてもいいので(マイクに向かって喋ればいいので)、椅子にもたれながらなどラクな体勢ででき、肩もこらない。身体の負担もかなり軽くなる。
さらに、最近、「Simeji」(シメジ)というアプリがあることを発見した。音声認識の精度を試してみたが、かなりの精度で変換されるので、これを活用すれば、よりテープ起こしが早く終えられそうだ。このブログの原稿も、Simejiの音声認識で8割9割ほど書いて、最後、キーボードで手直しして仕上げた。
ちなみに、音声認識の精度を上げるために、私は以前に購入した小型のマイクを使っている。これに向かって喋ったほうが、認識の精度が高い。Simejiのアプリを使えば、ほとんど間違いなく文字起こしされていく感覚である。
もし、音声認識の精度がもっともっと良くなっていけば、取材現場で相手が話している内容を、その場で録音しながら同時に文字に起こしていくということも可能になるのではないか。そうなれば、かなりの効率化になる。
そんな未来が早くきてほしい! ぜひ今後も、音声入力アプリなどはいろいろと試していきたいと思う。