Ainiyuku. あいにゆく。

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デジタルノート、始めました!

この1年、個人的に仕事の進め方などをいろいろ見直してきたが、なかでも大きな変化は、紙のノートとペンを手放したことだと思う。

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紙のノートとペンは、以前は取材時の必需品でした。表紙が固く、手で持った状態でも字が書きやすいノートがお気に入りでした。


それを、昨年からノートはiPadに、ペンはApple pencilに持ち替えました。

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iPadとApple pencilが、代わりの必需品に!

というのも、 昨年の春に出たiPadから、一番安いモデルでも、Apple pencilが使えるようになったからです。以前は、iPad Proという高いモデルでないと使えなかったのですが、昨年からは、いちばん安いモデルでも、Apple pencilが使えるように。これは使わない手はないと、購入を決めました!


もう一つの理由は、やはり荷物を減らしたかったというのが大きいです。ノートとペンがiPadとApple pencilに変わるだけでは、それほど荷物減にはなりませんが、iPadを導入することで、そのほかのいろいろな紙の書類(取材先の資料や、見本として持ち歩く雑誌など)も減らせます。それによって、カバン全体が軽くできると考えました。このあと書きますが、実際にそうなりつつあります!

 

iPadとApple pencilを活用した「デジタルノート」を実際に半年以上続けてきて、沢山のメリットがあると感じています。デジタルでありながら、手書きというアナログの良さもある。そのメリットをまとめてみたいと思います。

 

★デジタルノートのメリット

  • まず前提として、 iPadとApple pencilの書き心地は素晴らしいです。紙のノートとペンの代わりとして、問題なく使えます。細かな文字も、全く問題なく書くことができます。
  • むしろ、普通に紙に書くよりも字がキレイに書ける気がします。手書きが楽しくなって、以前よりもデジタルノートをとり始めてからのほうが、手書きをする機会が断然増えました!
  • iPadとApple pencilを導入したことで、取材先のことを下調べする際の資料もペーパーレス化できました。このメリットが、かなり大きいです!
  • 以前は、取材先のホームページなどを出力して、そこに気になることなどを手書きでメモして、取材先に持っていっていた。その代わりに、今はホームページなどの資料をPDFとして保存するそれを市販のノートアプリに取り込む。その取り込んだPDFに、Apple pencilでメモを書き込む。Apple pencilなら赤ペンにも蛍光ペンにも、青ペンにも、自在に色が変えられ、太さも変えられます。
  • 紙の資料を出力しなくていい。プリンターが必要ないため、下調べの作業がどこにいてもできます。例えば、ホテルの部屋などの出張先でも、下調べの資料づくりが簡単にできます。 取材当日、現場ではメモを記入したPDFを見ながら話を聞く。基本、資料は出力していかない。iPadさえ手元に持っていれば、資料が全て見られて、メモも取れるという状況です。
  • 取材先の資料づくりと同じ流れで、校正紙のPDFをノートアプリに取り込んで、そこへ直接赤字を書き込むという、いわゆる「校正」の作業もデジタル化ができます! これも、かなりの作業軽減になりました!

★ノートアプリについて

  • ノートアプリは、買い取りのものが多いです。一度、費用(1000~1500円ほど)を払うだけで、iPadだけでなく、iPhoneでも使えます。
  • おすすめのノートアプリは、以下になります。私は、通常は「GoodNotes」を使っていて、ときどき「Noteshelf 2」も活用しています。
GoodNotes 5

GoodNotes 5

  • Time Base Technology Limited
  • 仕事効率化
  • ¥960
Noteshelf 2

Noteshelf 2

  • Fluid Touch Pte. Ltd.
  • 仕事効率化
  • ¥1,200

 

★メリットの続き

  • デジタルでノートを取ることのメリットの一つとして、書いたメモを後から直しやすい。ページの追加、文字の移動、文字にアンダーラインや蛍光ペンを引く、目立たせるなど、あとから加工がすごくしやすいというのがあります。
  • それによって取材後、録音したデーターを聞きながら、デジタルのノートにメモを追加していく。紙のノートの場合は、余白に細かな字で書くしかなかったが、デジタルのノートのため、ページを簡単に追加できる。文字を移動して空いたスペースに、メモをプラスすることができる。そんなふうに、メモを取り直すという作業だけで、取材内容が整理でき、短めの原稿であれば書くことができます。テープおこしをする必要がありません


GoodNotes5 操作イメージ

  • また、ノートがデジタルで、クラウド上にあるのでスマホ、iPad、パソコンなど、どの端末からも見ることができる
  • 「あのメモ、どこへいったっけ?」と探す時間が、少なくなった。
  • 今、ノートが手元にないから、メモが見返せない。事務所に戻らないとわからない、といったことがない。例えば、すぐ知りたい電話番号などのメモも、どこにいても、ノートを持っていなくても見返すことができる。
  • ノートアプリによっては手書きの文字が検索できる機能がある。少し丁寧に書く必要があるが、普通の文字なら検索にヒットします。

 

★デメリット

  • 取材時にiPadの電源が入らない、電源が切れたなどのトラブルが起こった場合、中にある資料を見ることができない。メモを取ることができない。いままで一度もないですが、故障のリスクは、ないとは言えません。
  • 対策として、iPad mini4を、予備で持ち歩くようにしている。荷物を減らしたいという方向性とは、逆行してしまっているのでなんとかしたい。
  • 丸1日の取材の場合は、モバイルバッテリーを持っていくようにしています。車での移動の場合は、車内で充電できるが、電車移動の場合は、念のためモバイルバッテリーがあると安心。
  • ただ、iPadの充電がなくなったことは、今のところありません。1日4、5軒を取材して回っても、充電が半分以下になったことがないくらいです。
  • インタビューの内容にもよるが、本当に重要な書類だけは出力して持っていくようにしています。小さなノートとペンを、予備でカバンにいれている。いつでもメモはできる状態に。
  • 机に座っての取材なら問題ないのだが、立ちっぱなしの取材など、手にノートとペンを持って立って話を聞かなければならないとき、iPadだとちょっと片手で持つには大きく、少し重いかもしれない。それでも、問題なく持って取材しているが、大きさ、重さはiPad mini4のほうが、ちょうどいいと思う。
  • 最近はスマホの画面が大きくなってきて、Galaxy note9などは、ペンが内蔵されている。スマホでメモが一般的になっていけば、iPadの予備になる。iPhoneも巨大化しているし、早くApple pencilが使えるようになればいいなと。そうなれば、iPadを2台持ち歩かなくてもよくなると思う。

 

「デジアナ手帳術」も、今後ご紹介したいと思います。
次回のブログなどでまた書きたいと思いますが、デジタルでノートをとるようになってから、紙のスケジュール帳もデジタル化しました。

デジタル化といっても、Googleカレンダーなどで予定を管理するデジタル化だけでなく、デジタルの手書きで、iPad内の手帳に予定を書き込んだり、日々のToDoを管理したりしています。

「デジアナ手帳術」と仮に呼んでおりますが、デジアナ手帳術も、ぜひ極めていきたいと思っています。よく言われることですが、手書きのほうが記憶に残りやすく、ほぼ日手帳などライフログを残すことが注目されており、1日1ページの手帳が売れたりしています。

紙の手帳へ手書きするのと同じように、デジタルの手帳にApple pencilで手書きするというのも、記憶に残りやすくなると思いますし、写真などを貼ったり、スタンプを押したりも、デジタルだからカンタンにできます。

 

また次回など、詳しくデジアナ手帳のほうもご紹介させていただけたらと思います!

ではでは、また~。